水谷直樹 ミズタニナオキ (群馬県桐生市)
ming のうつわを作る
食と器 ming オリジナルの器を制作
打田翠 ウチダミドリ (岐阜県瑞浪市)
静かなかたち、豊かな景色
最近はただ美しいな と思えるもの
ただそれだけで 良いとも思う。
そういう存在について
日々作りながら考えていきたい。
大隅新 オオスミアラタ (岐阜県)
おおらかなろくろ。
大隅さんの器にはなんともいえない魅力があります。
ろくろの自然なゆらぎ、白化粧の表情。
画一的でなく、ひとつひとつ表情のある器たち。
かといって、わざとらしくない。(←変に「個性的」をねらっていないのです)。
電動ろくろではなく、蹴ろくろで制作し、白化粧は調合の異なるものが数種類あるそうです。
玉縁の鉢はろくろをひいてて、思いついてやってみたらできちゃったとの事。作るのを楽しんでいます。
彼の人柄が出ている作品たちです。
きれいすぎない、土味を生かした作風ですが、野暮ったくならない、今の暮らしに合うセンスの良さも兼ね備えた作家です。
大谷哲郎 オオタニテツロウ(愛知県豊田市)
しのぎの技法
いっぽんづつ手で溝を掘る「しのぎ」。ろくろを引いて、土が削れる硬さになった後に行います。
大谷さんの器には全てしのぎが施されています。特にマグカップは繊細なしのぎの曲線がみどころ。
小黒ちはる オグロチハル (岐阜県)
手びねりのゆらぎ。釉薬の表情。
ろくろや型での成形と違い、不格好な形になりやすい手びねりでの成形が、わたしは好きです。
また、釉薬の表情も安定的なものではなく、不安定な、その時だから出来たような表情が好きです。
河内啓 カワチケイ (岐阜県土岐市)
道具のなかの野生
陶は人にとって、自然との間を取り持つ素材だ。
土を焼くと器になるというシンプルな工程が、自然と人との境界をなめらかに馴染ませる。
玉元工房 タマモトコウボウ(沖縄県読谷村)
やちむんの伝統
沖縄の窯元。1979年開窯。
自分たちで土を作り、手仕事でろくろ成型、絵付けをして、薪の登り窯で焚く。
登り窯は4つの窯元が共同で使用しています。
日本に窯元は数多いけれど、土づくりから自分たちの手で行っているところは少ないと思います。
(原料屋さんで購入する窯元・陶芸家が多い)
沖縄では、現在も、手仕事による制作(プラス薪による焼成)をしている作り手が多い。
きちんと手間と労力をかけて器が作られています。
なのに価格は、機械成型された量産の器と比べても高くない。
作家ものではない、職人の手仕事の魅力があります。
日常使いの器から、大型の壺や花器まで制作。
中田光 ナカダヒカル 群馬県桐生市
多彩な技法で茶器のみをつくる
桐生市在住の陶芸家。
急須・土瓶・ポット・茶壷・煎茶碗など、茶器に集中して作っています。
土もの、青磁、白磁の器を制作。
粉引、三島、象嵌、印判、安南などの技法で制作。
古陶磁のような品が作品にあります。
写真のポットの鳥は印判(=スタンプのような判)で絵付された、粉引(=白化粧)の作品。
矢倉藍子 ヤグラアイコ (兵庫県篠山市)
心が温まる、毎日使いたくなる器を
毎日の生活の中で、繰り返し使っていただける、使い勝手のよさと、形をめざしています。
呉須(コバルトの顔料)の紺色と弁柄(酸化鉄)の茶色による絵付。
渡邉由紀 ワタナベユキ (東京都)
海のような、山のような、空のような
四季と共に移ろいゆく日々
個々の日常生活に溶け込む
日々のどんな料理も受け止める飽きのこない器を作っています。